酸洗いとは、硫酸、塩酸、硝酸などの強酸に、銅、真鍮、ステンレスなどの金属を漬け込むことで、表面に付着している酸化被膜や錆などを洗浄・除去する化学洗浄処理方法のことです。
めっきの前処理として行い、加工を行う際に付着した加工油などの油分を金属表面から除去し、また適度なざらつきを表面にもたらすため、めっきの密着度が高くなり表面処理の品質が向上します。めっき膜が剥がれるなどのよくある品質不良は、この下地処理を徹底することで回避することが可能です。
他には金属表面の不純物の除去やステンレスに関しては耐食性の向上を見込む為に用いられることもあります。
槽の外形
500*700*400